株手数料の話 PO IPO
株の手数料について、どんな感じかちょっと詳しく書いてみます。
POやIPOはあまり知られていないと思うので。
通常の売買手数料はどこの会社でも当然開示されているので、さらっと書きます。
対面の電話注文だと、金額にもよりますが、売買金額の1%弱が取引手数料になります。
(ネット証券使ってる人からしたらびっくりですよね)
んで、その手数料がそのまま営業マンのコミッションとして計上される仕組みです。
少し話が脱線しますが、
営業マンから、配当取りしましょうって3月末とかに電話かかってきますが、往復で手数料2%くらいかかるっていうね笑
で、POやIPOについても少しお話しします。
(バブリックオファリンは公募増資、イニシャルパブリックオファリングは新規上場)
POやIPOは手数料かからないことはご存知の方も多いと思います。
じゃあ営業マンの成績はどうなってるんでしょうか。
気になる人も多いと思います。
(冗談です)
結論から言うと、会社からの付け替えです。
POやIPOにおける価格と、ファイナンスを行った会社の手取り金額に差がありますが、その差が証券会社の儲けです。
例えば、1億株を1000円でPOした時に、会社の手取り金額が950円だと50億円って感じです。
んで営業マンは、販売金額の2%くらいがコミッションとして計上される仕組みです。
結構これは営業マンにとっては助かる仕組みで、これがない中小証券はかなりきついです!
買ってうまくいけばその日に売れて、手数料は売りも含めると約3%
投信並みで、売買規制が強まっている近年では非常に重要です。
これがあるから規模のデカいディールは何とか取りに行くし、バリュエーションがガバガバなIPOみたいなのが発生します。
gumiとかJDIとかですね。
あとは、政府系案件はちょっと特徴あります。
郵政3社の上場とか日本たばこ産業の売り出しとかが最近ですね。
手数料は何故か普段とは比べ物にならないならない微々たるもので、必然的にセールスに付け替えられるコミッションも少なくなります。
なんか一般企業からしたら不公平な感じもしますが、まぁ仕方ないんでしょうね。