fujimaru104’s blog

以前働いていた野村證券の話や株など、投資に関する話がメインです

野村證券 移動の話と少し福利厚生の話

今日は野村の転勤発表だったらしいので、移動について紹介します。

 

野村では年に2回〜3回の移動があります。

(その時々の方針により増えたり減ったりしますw)

役職にもよりますが、1つの支店に5年くらい在籍するのをスタンダードにしようというのが、最近の方針です。

 

表向きな理由は、顧客とのリレーションと言ってますが、まぁ費用の問題ですね。

 

非常に手厚い福利厚生なので、単身赴任する人には、家族が住む家の手当てと単身用の家の手当てが出ます。

また、引っ越し費用として、距離や家族構成に応じて数十万円支給されます。

 

 

ついでに他の福利厚生を紹介すると、

寮に住む若手は月に数千円で生活できますし、大浴場みたいなお風呂もついてます。

但し、最近は不祥事とかが多いので、色々と監視が厳しいです。

色々もみ消してますが、暴力沙汰が発生したり、近所からの苦情も多いです。

 

管理の一例としては、門限みたいなものがあって、電子記録が残るようになっているので、無断外泊が発覚すると、支店に連絡がいきます笑

 

運営は共立メンテナンスが行ってて、管理人とかもいます。

 

また、寮がない地方ではマンションが寮となり、確か月5000円とかで住めます。

 

結婚すれば、40歳まで家賃補助が7割でます。

地域にもよりますが、上限は12万くらいです。

 

まぁ、そんな感じで結構お金かかるわけです。

 

さて、話を転勤に戻すと、野村の転勤は発表から移動まで超スピーディーです。

 

発表日の前日、各支店の支店長に人事部から移動者が伝えられます。

 

その日の晩は、移動者を呼んだ食事会が開催されるので、そろそろかなという人はみんなソワソワしながら声がかかるのを待ってますw

 

そして、声がかかった人は食事会に行くわけですが、中には"ダミー"の人が含まれます。

 

そのままだとバレバレなので、お茶目な支店長は転勤じゃない人も食事会に呼んだりします。

ダミーと騙されることもあれば、そのまま正式発表まで騙される人もいます笑

 

そして翌日の昼ぐらいに正式に発表が行われると大移動の開始です。

 

だいたい引き継ぎに使う時間が1週間で、自分が引き継ぐのと、引き継がれるので合わせて2週間くらいかけます。

例えば、私の場合は発表された金曜の翌週から転勤先で引き継ぎをして、一週間経つと支店に戻って引き継ぎ、3週目に正式着任でした。

 

早い人だと、自分の顧客を最初の1週間で引き継いだのち、そのまま異動先に着任ってパターンもあります。

 

北海道から沖縄まで、ほぼ何も知らないまま転勤になるので、とても疲れます。

加えて、毎日送別会とかがあるので肝臓はボロボロです笑

昔は金曜に送別会ができるスケジュールでしたが、飲みすぎて問題が良く起こるので、最近は週の半ばに発表が多いみたいです。

 

家族が出来ると、この制度は非常にデメリットであり、私が会社を辞めた理由の1つでもあります。

まぁ、転勤先で羽を伸ばして、支店の若い子に手を出す人も多いですが笑

 

 

1週間の間に何するかと言うと、重要顧客(お金持ちと手数料稼がせてくれる人)のところは訪問して、それ以外は電話で挨拶ですね。

 

ちょっと怪しげな取引をしてる人には、お礼の品と称していい物を渡して行ったりします。

その辺りをちゃんとしておいたり、事情を説明しないと、転勤の後で前の担当者に騙されてたーーーとなりかねないです。

 

相場が良い時ならいいんですが、だいたいは手数料たくさんもらって損した顧客なので、そこには触れないようにしながら引き継ぎを終えるわけですね。

 

 

証券マンはだいたいみんな、3年とか5年も同じお客さんから手数料をもらってて、顧客も疲弊してるので移動したいと切実に願ってます。

まぁ移動して引き継ぐ人も同じ状態ですが、自分も顧客も気持ち新たにやってみようかという気持ちになるので、若干のカンフル剤にはなります。 

 

そんなこんなで、みんな早く移動したいと思いながら何年も仕事してるので、もしリテール営業やりたい人は知っておいた方が良いですね。