野村證券とかんぽ生命の類似点
しばらく書くこともなく放置していましたが、最近はかんぽ生命や日本郵政の不適切販売が話題になっているので、野村との違いをば。
まず類似点
ノルマが厳しい!
野村證券のほうがきついのは間違いないと思います。
各社同じ商品を取り扱う中で国内首位をキープするのは、徹底したノルマ営業のおかけです。
社員を見込み客のリストを毎日提出させる、
毎日の目標を誰に何を売るかベースで宣言させる、詰める、通話録音を聴くなど色々あります。
ちなみに会社であれ携帯であれ通話は全て録音されており、課長はみんなの通話を聞く権限を持っています。
では、違いは何か。
法に触れない、上に目をつけられない範囲で取引するということです。
例えば高齢者ルールなどについては、高齢者ガイドラインで決まっているので当然守ります。
75歳以上にはxxはだめ、80以上にはxxはダメとかですね。
これは守らざるを得ないので、基本的にルールに従います。まぁ細かいことは色々ありますが。
ではどうやって稼ぐのか。
数字ベースで悪さが目立たないように、支店で自主的にルールを設けて運用すると言った感じです。
具体的に。
例えば、投資信託の乗り換えとかは金融庁に目をつけられやすいです。
なので、各支店のどの担当者がどれくらい乗り換えをやっているのかを支店ベースでも把握しています。
その上で何をするのか。
金額の大きい取引に絞って許可するという単純明快な方針です笑
100万円の乗り換えを30件やるのと、3000万円の乗り換え1件なら前者の方が目をつけられやすいわけです。
なので、投資信託を乗り換えしたい場合は3000万円以上とか1000万円以上で一人当たり5件まで!みたいな感じで取引を管理します。
まぁ数字が厳しくなると自主ルールが緩くなって500万円以上とか基準が下がってくるのが月末あるあるです笑
あとは、勧誘ありなしを注文時に入力するので、なんとか勧誘なしでお客さんから売るように依頼されたとしたがります。
そういう時は、利益が出てる時は利益が出ていることを強調して売りたいと言わせるように仕向けたり、損してる時はしばらく厳しいニュアンスを伝えたりします。
損している時のコツ??は、損してるのはしばらく待ってください、1年くらいで上がると思いますとか言いながら、いい商品があるのでお金出してくださいと提案することです。
すると、損してるのを売ってそちらに乗り換えたいと言われたりするので、売りは非勧誘として注文を受注するわけです。
こんな感じであの手この手で資産をこねくり回すわけですね。
要は目をつけられるのは分かっているので、それ前提に刺されない範囲でいかに悪さをするかが成績の肝になるわけです。
これをお客さんのためにより良いものを提案しているんだから自信持て!と言える人や、それを素直に実践できる人、客はどうでもいいと思う人、何も考えない人が生き残っていきます。