株式 証券マンが勧める株ってどうやって選んでいるのか
対面取引の証券会社を使ってる人ってみなさんの周りにいますか?
多分いたとして、親や祖父母あたりだと思います。
電話での株取引で09:00-15:00が可能な人って、自営業か退職者、オーナー社長くらいなんですよね。
その中で圧倒的なシェアを誇るのは退職者です。(その配偶者も含む)
あっ、金額でなく、人の割合って意味でです。
なぜと思いますか?
答えは
暇だからです。
話し相手が欲しいからです。
お小遣いが欲しいからです。
特に株を相続した高齢女性とかはカモになりがちです。
よくその子供から裁判起こされたりもしてますね。
これについては、本人は分かってやってるので、法的には問題ないですし、
お金なんてどうでもいいけど担当者と話すのだけが楽しみ
みたいな人もそこそこいるので、良いか悪いかは言及を避けます。
ただ、そういう人をチャンスと思うのが証券マンです笑
さて、そろそろ本題です。
オススメする株ってどう選んでいると思いますか?
だいたい4パターンあります。
①会社推奨の株
②支店推奨の株
③周りの人にきいた株
④自分で選んだ株
①は読んで字のごとくです。
各証券会社にはアナリストがいて、レポートをたくさん出してます。
オススメの株みたいなものもまとまっているので、そこに書いている内容がそのままセールストークとして利用される感じです。
まぁ推奨株が当たったためしはないですけどね笑
本社が推奨するのって各セクターの大きいところなので、無難だということで使われやすいです。
考えるのが嫌な人にはピッタリです。
②の支店推奨の株は厄介です。
証券会社には、株の買い溜めなる変な文化があります。
支店で特定銘柄をxx億円買い付けするぞみたいな感じです。
『この株を20億円買っておけば、1.5倍になって30おくえんになるから、今月はこれやるぞー』
みたいな一声から始まります。
結構偉い人の独断と偏見で選ばれるケースが多いです。
聞いた中で一番悲惨だったのは、震災前に東電を買い溜めてた支店ですね
みんなが買いやすい株を選ぶと、だいたい上がらないんですよね。
人の行く道の裏にナントカありというやつですね。
ちなみに買い溜めして下がってる株の末路は、
収益が厳しい状況になる
↓
偉い人が売って乗り換えするのを発見
↓
みんなも乗り換え始める
みたいな流れです。
上がった株はみんな利益5%とかで乗り換えるので、すぐになくなります笑
そんな感じなので、もしも支店推奨株を嵌め込まれそうになったら注意が必要ですね。
③の周りの人に聞いた銘柄は一番多いかもしれません。
証券マンって株好きイメージだと思いますが、自分のお金を投資するわけではないので、そこまで、好きじゃない人がほとんどです。
私は例外的に好きだったので、周りから何勧めたらいいかよく聞かれました。
んで聞いた人はその銘柄をそのまますすめるだけです。
適当だけど、実はこれは結構良いです。
だいたい支店にも下手な人や上手い人がいて、上手い人に聞くから何だかんだで儲かりやすいです。
下手に会社推奨の株買うよりよっぽどいい。
問題は、勧められる人からはその見分けがつかないことですw
④の研究する人は、付き合ってて楽しいですが、センスがあるとは限らないので、しばらくはお試しの額で付き合うのが良いですね。
長くなりましたが、結構適当な感じで選ばれた株を勧めることが多いのが現状です。
あとは、だいたい中小地場証券とかのほうが上手い人多いですね。
それで生き残るしかないので、そこそこの人が残ってます。